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2010年5月29日 (土)

昭和電工大分

生産設備を更新 昭和電工大分

[2010年05月29日 10:04]

大分石油化学コンビナートで更新された昭和電工のエチレンプラント(左手前は旧プラント)=28日、大分市中ノ洲

 国内石油化学大手の昭和電工(東京都)が、大分石油化学コンビナート(大分市中ノ洲)で進めていた、エチレンなどを生産する主要設備の更新工事が完了した。市場動向に応じてナフサ以外の原料にも対応できるのが特長で、エネルギー効率の5・3%向上や、二酸化炭素(CO2)の排出削減(年間5万9千トン)も実現。コスト競争力を「ほぼ世界最高レベル」まで引き上げた。

 水野義治大分コンビナート代表が28日、同所で会見した。今月2日から3日にかけて新プラントを相次いで稼働させ、フル生産体制に移行したという。新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のエネルギー使用合理化支援事業に採択され、建設費の一部助成を受けた。
 更新したのは、合成樹脂などさまざまな石油化学製品の基礎製品となるエチレンやプロピレンを製造する大型分解炉。基礎製品を生産する分解炉18基のうち、1969年に稼働した7基を廃棄し、新たに2基(生産能力の合計はいずれも約20万トン)を新設した。
 液化石油ガス(LPG)やNGL(ガス田から出る重質の原料)といった、非ナフサ系の原料を最大65%(従来は50%)まで投入できる。このため、原料の市場動向やコンビナート内で生産する各種製品の需要に合わせ、柔軟性のあるプラント運転を可能にした。
 今年3~4月は4年に1度の定期改修も実施。蒸気の発生装置に余熱を生かすシステムを導入するなど、「コンビナート全体でCO2の10%削減(90年比)を実現した」としている。
 水野代表は「10万トンの大型ナフサ船が着岸できる恵まれたバースがある。今回の事業を、海外からの原料調達力向上に有効に生かしたい」と話した。

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